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白毫寺

有名な「五色椿」やハギ、紅葉など四季の眺めを楽しめるお寺。古びた土塀と石段、ひっそりした境内など、静けさや風情も魅力です。

どんなところ?

境内からの眺めと静けさ

白毫寺は、奈良公園から町並みをぬけた、高円山(たかまどやま)のふもとにあります。高台なので奈良市内の眺めがいいところ。

奈良観光でここまで来る人はほとんどいなくて、静かでさびしいくらい。閑寂が好きな人にはおすすめできる名所です。

見かた・楽しみかたは?

石段のハギや五色椿が見事 重文の仏像も

まずは、入口の古びた土ベイと石段の風情。秋になるとハギの花が色を添えます。紅葉の時期、ここから見上げる本堂あたりの眺めは特にきれいです。

境内に上がって右のほうにあるのが、奈良三名椿(ならさんめいちん)のひとつ、五色椿。大きな椿の古木で、一本の木から赤い花、白い花、紅白の混ざった花など色とりどりの花が咲きます。五色椿の他にも、入口の石段のところなど境内には椿の木が多くて、時期には楽しめます。

本堂などの建物は、それほど古い建物ではないですが、落ち着いた感じがします。本堂にも本尊の仏像がありますが、本堂裏手の宝蔵で重要文化財の仏像をいくつも見ることができます。迫力ある閻魔大王坐像やきれいな地蔵菩薩立像などが見もの。

歴史は?

皇子の山荘を寺にしたのが始まり

奈良時代初めの715(霊亀元)年、志貴皇子の山荘をお寺にしたもの。その後、鎌倉時代と江戸時代に再興されています。

イベントは?

えんまもうでや一切経法要が有名

1月16日 えんまもうで

閻魔さまの縁日。宝蔵での法要など。甘酒がふるまわれます。

4月8日 一切経法要

鎌倉時代に一切経(いっさいきょう 全部のお経のこと)を転読したことにちなむ法要。奈良では、これが済むと春になる、と言われています。

7月16日 えんまもうで

1年に2回ある閻魔さまの縁日。1月と同じく法要があって、田楽がふるまわれます。

9月敬老の日 志貴親王忌

志貴皇子の命日。法要があって、番茶がふるまわれます。

どうやって行く?


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近鉄奈良駅からバスで8分・JR奈良駅からバスで12分
「高畑住宅」下車徒歩15分
近鉄奈良駅からバスで11分・JR奈良駅からバスで15分
「白毫寺」下車徒歩8分※本数少ない

近鉄奈良駅から徒歩45分

白毫寺データ

正式名称 高円山白毫寺
宗派 真言律宗
拝観料 大人・大学生:400円
中高生:300円
など
拝観時間 午前9時~午後5時

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