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若草山

東大寺境内のはずれに広がる、広々した芝生の斜面が印象的な丘。桜の名所で、ピクニックなどを楽しめるほか、頂上からの景色は絶景。

どんなところ?

東大寺の東のはずれに広がる芝生の斜面

若草山は、奈良市内のいろいろなところから見えて、奈良のシンボル的な山です。東大寺の境内を東に抜けると、きれいに整備された芝生の斜面が目に飛びこんできます。サクの中は入園料がいりますが、広い芝生でのんびり過ごせるほか、頂上へのハイキングコースもあります。

見かた・楽しみかたは?

ふもとで花見 芝生でピクニック 頂上からの大パノラマ

若草山のふもとから見上げると、春から夏あたりは芝生の緑がきれいです。ふもとにはベンチがあって、入園料を払わなくてものんびりできます。あたりは春には桜の名所。入園料を払って中に入ると、広々した芝生の斜面で遊んだりピクニックしたりできます。特にファミリー向けのスポットという感じ。

時間と体力に余裕があれば、頂上まで行ってみたいところ。芝生の広場の端あたりにハイキングコースがあって、登るごとにどんどん視界が開けていきます。頂上からは、眼下に奈良市街から大和盆地のパノラマが広がって、そのむこうには生駒の山並みが眺められます。木が少ないので開放感は抜群。

頂上へは、若草山の右手をまわっていく「春日山遊歩道」でも登れます。原生林をぬける谷の道で、途中の眺めは開けませんが、こちらは紅葉の名所。

歴史は?

いつごろからか「芝生の山」へ

奈良時代には、木に覆われた山だったようです。山頂には、5世紀ごろにできたといわれる鶯塚古墳があって、枕草子にも出てきます。鎌倉時代ころには、今のように芝生の山になっていたとか。

イベントは?

豪快な「山焼き」

1月第4土曜日 山焼き

冬枯れの若草山に火をつける豪快な行事。よく写真がガイドブックやポスターなどで紹介されます。昼間に「鹿せんべい飛ばし大会」などのイベントがあって、夜6時ごろ、まず「冬の花火」が上がります。そのあと、トランペットのファンファーレが鳴り響いて、一斉に点火されます。ふもとで見ると、パチパチと音を立てながら燃え広がっていくのは迫力あります。

山焼きの由来は、山頂の古墳の埋葬者を慰めるためとか、東大寺と興福寺との領地争いが元とか、わらびの増産のためとか、いろいろ説があるようです。

どうやって行く?


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近鉄奈良駅から徒歩30分

近鉄奈良駅から7分・JR奈良駅から10分
「春日大社本殿」下車徒歩10分

若草山データ

入園料 中学生以上:150円
など
開園期間 3月中ごろ~12月初めごろ
入園時間 午前9時~午後5時

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