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旧柳生藩家老屋敷

奈良ではめずらしい武家屋敷を見られる資料館。石垣や長屋門など、武家屋敷らしい雰囲気が楽しめるほか、「春の坂道」関係の資料も充実しています。

どんなところ?

柳生の里にある、石垣や長屋門が印象的な「資料館」

旧柳生藩家老屋敷は、柳生バス停がある柳生の里の「中心街」からすぐのところにあって、細い道沿いに続く立派な石垣が目印。石垣の上には長屋門と白壁があって、いかにも武家屋敷らしいムードを味わえます。建物内は資料館になっていて、畳の部屋にガラスケースが並んでいます。

見かた・楽しみかたは?

石垣と長屋門の眺めを楽しんで、館内の資料を見学

まずは、立派な石垣が続く眺めを楽しみたいところ。高さもあって壮観です。柳生藩家老小山田主鈴(おやまだしゅれい)の財力が表れています。坂を上ると長屋門があって、これもいかにも武家屋敷らしい眺め。

長屋門をくぐって「屋敷」の建物に入ると、中は資料館。台所や座敷などに、昔の生活用具や武具などが所狭しと展示されています。家老屋敷時代のものの他、大河ドラマ「春の坂道」や、ここに住んでいた作者山岡荘八関係の資料も充実。出演者のポスターなどもあります。

資料館として充実しているせいもあって、座敷の畳の上にガラスケースが並んでいたりして、「日本家屋の風情を楽しむ」という雰囲気ではありません。それでも、「殿様用客室」は比較的落ち着いた感じ。ここから眺める庭はなかなか見事で、館内で数少ない「風情を楽しめる場」といったところです。

歴史は?

柳生藩家老の屋敷として幕末に建てられた

1848(嘉永元)年に建てられた、柳生藩家老小山田主鈴の隠居用の屋敷。小山田主鈴は経済的な才能があったようで、柳生藩の財政を立てなおしたほか、かなりの財力を持っていたそうです。

戦後まで子孫が住んだ後、作家山岡荘八の所有になって、ここで大河ドラマ「春の坂道」の原作の構想を練ったとか。その後、奈良市に寄贈されて、1981(昭和56)年に資料館として公開されたとのこと。

どうやって行く?


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近鉄奈良駅からバスで46分・JR奈良駅からバスで50分
「柳生」下車徒歩5分

旧柳生藩家老屋敷データ

入館料 大人(高校生以上):350円
小中学生:170円
など
観覧時間 午前9時~午後5時
休館日 年末年始

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