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金峯神社
(きんぷじんじゃ)

森厳とした雰囲気のなか、吉野の深い歴史をしみじみと感じさせる神社。ひっそりしていますが、奥千本エリアの中心スポットです。

どんなところ?

吉野最奥・奥千本エリアにある素朴な神社

金峯神社は、上千本エリアのさらに奥、吉野最奥の「奥千本エリア」にあります。お店はもちろん民家も何もなくて、本当の山奥という感じ。バス停から鳥居をくぐって坂道を登った先に、もう1つの鳥居と素朴な拝殿が建っています。拝殿手前を左に進むと、義経隠れ塔。

見かた・楽しみかたは?

深い自然の中、神社と「隠れ塔」の雰囲気と歴史を実感

神社といっても、吉野水分神社のような雅やかな建物があるわけではなく、飾り気のない地味な社務所と拝殿があるくらい。ただ、杉林の深い緑に包まれて、質素な建物が建っているのを眺めると、自然の深さと神秘的な雰囲気を感じられます。

ひっそりした地味なスポットですが、歴史の深い由緒正しい神社です。吉野から大峯山へ向かう修験道の修業の道「大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)」上にあって、修業の場として栄えてきました。素朴さや自然に溶け込んだ雰囲気から、修業の場としての歴史を実感したいところ。

拝殿へ登る階段の手前を左に行ったところに、義経と弁慶が隠れたと言われる「義経隠れ塔」があります。杉林の中のひっそりしたところ。兄・頼朝に追われた義経が、ここで追手に囲まれて屋根を蹴破って逃げたので、「蹴抜けの塔(けのけのとう)」とも呼ばれています。何の変哲もないですが、金峯神社に行ったら、歴史に思いをはせつつ忘れずに見ていきたい建物です。

歴史は?

創建は不明 中世ごろから修験道の修行場へ

いつごろできたのかは分かっていません。平安時代、藤原道長がお参りしたという記録があったり、全国の神社をまとめた「延喜式神名帳」に載っていたりすることから、当時すでに由緒正しい神社とされていたと思われます。

その後、修験道の修行場になっていったとのこと。今でも、義経隠れ塔は修行場として使われています。

どうやって行く?


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近鉄吉野駅徒歩3分の千本口駅からロープウェイで3分
吉野山駅下車バスで20分
「奥千本口」下車徒歩10分
(春の期間バスは竹林院前より奥のみ)

吉野山駅から徒歩1時間40分

金峯神社データ

拝観料 義経隠れ塔内部
300円(要予約)
境内は拝観自由
拝観時間 日中

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