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亀石

飛鳥に点在する謎の石造物のひとつで、カメに見える形をしています。謎は多いですが、ユーモラスな形が親しまれて、飛鳥のシンボル的存在になっています。

どんなところ?

サイクリング・散策用の道に突然現れるカメ型の巨石

亀石は、飛鳥駅や岡寺駅から、石舞台古墳や岡寺など見どころが集まっているエリアに向かう途中にあります。サイクリング・散策用の小道を行くと、大きなお地蔵様と野菜の直売所があって、その裏手に突然現れます。周辺は、のどかな田園が広がるところで、のんびり歩くのにいいところ。

見かた・楽しみかたは?

ユーモラスな眺めを楽しんだり、じっくり観察したり

お寺でも神社でもなく、ただカメ型の石があるだけなので、眺めたり写真を撮ったりするくらいしかありません。でも、なんともユーモラスでほほえましくて、しばらく見ていたくなります。鼻や頭のあたりをなでている人もよくいますが、なんとなくなでてみたくなる感じもします。

もう少し興味がある人は、まわりをひとまわりしてよく観察してみては。狭いですが、一応一周できるようになっています。「左脇」には、石を割った跡のようなものもあります。カメ以外のものに見える角度があるかもしれませんし、何のために作られたものか、想像力を働かせてみるのも楽しそうです。

となりの野菜直売所の前は、自動販売機とベンチがあって休憩できるようになっています。飛鳥散策の途中でひと息入れるにはちょうどいいところ。

歴史は?

由来は謎だらけ おもしろい伝説あり

いつ、誰が、何のために作ったものか、何もわかっていません。まさに謎の石造物。近くにあった川原寺の境界を表すもの、という説もあります。

由来は分かっていない亀石ですが、伝説があります。その昔、大和盆地が大きな湖だったころ、対岸の当麻と湖をめぐって争って、当麻に湖の水を取られてしまったとか。それで湖のカメが全滅してしまい、あわれに思った村人が亀石を作ったとのこと。今は亀石は南西を向いていますが、真西を向いて当麻をにらみつけたとき、大和盆地は泥沼と化す・・・・・・と伝えられています。

どうやって行く?


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近鉄飛鳥駅から徒歩25分

近鉄飛鳥駅からバスで8分
「中央公民館」下車徒歩3分

亀石データ

観覧料 無料
観覧時間 1日中

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