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藤ノ木古墳

きれいな円墳の形や、ガラス越しに中を見られるのが魅力の古墳。まわりは公園として整備されていて、斑鳩散策の休憩ポイントとしても魅力的なスポットです。

どんなところ?

法隆寺から近い斑鳩の一角にある、小さな円墳

藤の木古墳は、法隆寺から「西里」の町並みをぬけたところにあります。周辺は、田畑と民家が入り混じった斑鳩らしいエリア。まあたらしい公園のまん中に、小さい緑色の円墳がこんもりと盛り上がっていて、まわりにはベンチがあってのんびりした雰囲気です。

見かた・楽しみかたは?

古墳全体の眺めを楽しんで、ガラス戸から中を見学

まずは、古墳自体の眺めを楽しみたいところ。墳丘全体にクマザサが植えてあって、きれいな円墳の形が、模型を見るように分かりやすくなっています。登ってみたくなる感じですが、墳丘部分は立入禁止。

ふつう古墳は外から眺めるだけですが、藤ノ木古墳は中の様子を見られるのが魅力的。石室の入り口がガラス戸になっていて、中には入れないものの、近づくと自動でライトがついて、きれいに積みあがった石の壁や、有名な家形石棺(実物)を見られます。

墳丘のまわりは、最近になって整備されたきれいな公園。解説板があるほか、ベンチがいくつも並んでいて、緑色の古墳を眺めながらのんびりできるようになっています。斑鳩散策の途中で一息つくにも絶好。

歴史は?

古墳時代末期に建造 昭和60年の発掘で一躍有名に

古墳時代末期の6世紀後半に作られた、と考えられています。2体発見された被葬者は、蘇我馬子に暗殺された穴穂部皇子(聖徳太子の叔父)など諸説あってはっきりしていません。

昔は特に注目されることはなかったようですが、1985(昭和60)年の発掘調査で、未盗掘なことが分かったり、豪華な副葬品が多数出土したことなどで一躍有名になりました。出土品は2004年に国宝に指定。

どうやって行く?


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近鉄筒井駅からバスで13分・JR王寺駅からバスで10分
「斑鳩町役場」下車徒歩5分

JR法隆寺駅から徒歩30分

藤ノ木古墳データ

見学料 無料
見学時間 1日中
石室内のライト点灯は午前9時~午後7時

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