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橿原神宮

第一代神武天皇をまつった神社。明治時代にできたので歴史は浅いですが、緑いっぱいの広大な敷地に立派な建物が映えるすがすがしいスポットです。

どんなところ?

駅近くの広大な森に囲まれた神社

橿原神宮は、近鉄橿原神宮前駅からすぐ。道路を歩いていくと、森の中にのびる広い参道が見えてきます。周辺はとにかく広大な森が広がっていて、環境のいいところ。参道を進んでいくと、広い砂利の広場の先に、落ち着いた感じの立派な拝殿が見えてきます。

見かた・楽しみかたは?

落ち着いた拝殿や遊歩道ですがすがしい時間を

お参りをする拝殿(外拝殿)がとにかく立派。のびやかな大きな屋根と渋い色合いの柱が印象的な、落ち着いた建物です。手前にはきれいに整備された砂利の広場、バックには緑いっぱいの畝傍山(うねびやま)がいっしょに見える構図は、なかなか上質な風景。

外拝殿に入ると、向こうに内拝殿が見えて、そのさらに向こうに本殿があります。本殿は、京都御所の賢所(かしこどころ)を持ってきたもので重要文化財ですが、残念ながら見えません。それでも、上品で落ち着いた拝殿でお参りすれば、すがすがしい時間を過ごせます。

橿原神宮境内に広がる森は、遊歩道があって歩けるようになっています。神社らしく常緑樹が多くて、お参りの後などにのんびり散策すれば、これもまたすがすがしい時間を過ごせるでしょう。大和三山のひとつ畝傍山に登れる道もあって、ハイキングも楽しめます。

歴史は?

明治時代創建

1890(明治23)年、神武天皇の橿原宮があったとされるところに、京都御所の賢所などを持ってきて建てられました。その後、1940(昭和15)年、周辺部に「森林遊苑」・「橿原公苑」などが整備されました。

イベントは?

神武天皇ゆかりの日に盛大なお祭り・イベント

2月11日 紀元祭(例祭)

神武天皇が即位したとされる日を記念したお祭り。天皇の使いである「勅使(ちょくし)」の行列とお供え物の奉納があって、その後、尺八による君が代演奏や舞なども行われます。儀式の後は、剣道や居合などの武道、民謡や詩吟などいろいろなものの奉納が行われます。

紀元祭の日は、右翼の街宣車が大挙して集まってくるのでも有名。駐車場にずらりと並びます。ただ、式典の会場のほうには入ってこないので、参拝自体は安心してできます。

4月3日 神武天皇祭(春の神武祭)

神武天皇の命日とされる日のお祭り。地元では昔から「神武さん」と呼ばれてきました。お祭り自体は、厳かな神事が行われるオーソドックスなもので、外拝殿から神楽や踊りの奉納を見られます。当日は、駅前から境内まで、フリーマーケットや食べ物屋などがたくさん出てにぎわいます。

平成24年は、2日から8日までの1週間に期間が拡大。コンサートやパレードがあったほか、毎晩キャンドルがともったりライトアップが行われて、外拝殿の屋根をキャンバスにした光の映像ショーも開催されたりして、イベント目白押し。

どうやって行く?


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近鉄橿原神宮前駅から徒歩10分

橿原神宮データ

拝観料 無料
拝観時間 日の出~日没

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