垂仁天皇陵
(すいにんてんのうりょう)
近鉄尼ヶ辻駅のすぐ近くにある、立派な前方後円墳。近鉄の車窓からもよく見えるし、気軽に本格的な古墳を見られるスポット。
どんなところ?
駅から近い、広い堀に囲まれた大きな前方後円墳
垂仁天皇陵は、近鉄尼ヶ辻駅から、駅周辺の町並みをぬけてすぐのところにあります。落ち着いた家並みを過ぎると、パッと視界が開けて、満々と水をたたえる広い堀と大きな前方後円墳、そのまわりの田園風景が見えてきます。西大寺から薬師寺のほうへと続く散歩道「歴史の道」を歩いて来ると、そのまま堀沿いの小道を歩けます。
見かた・楽しみかたは?
堀沿いの小道を歩きながら、大きな古墳と小島を眺める
奈良には前方後円墳がいくつもありますが、駅からこれだけ近いところはなかなかありません。奈良市街からも、西ノ京の見どころからも近くて、気軽に見に行けるのがいいところ。
堀沿いに小道があるので、歩きながら大きさを実感しましょう。木がうっそうと生えているので、前方後円墳の形は分かりにくいですが、なかなか立派な古墳です。
堀の中に小さな島があるのもポイント。垂仁天皇に仕えた田道間守(たじまもり)のお墓といわれています。田道間守は、垂仁天皇から不老長寿の果物を探すよう命じられて探しに行って、持って帰ったときにはすでに天皇は亡くなっていて、悲しみのうちに死んだ人とか。
歴史は?
5世紀初めの古墳
5世紀の初めに造られたとか。垂仁天皇自体は、日本書紀などによれば西暦70年頃崩御したとのことで、だいぶ食い違いがあることになります。
もともとは、堀は今よりも狭かったのが、ため池として使うために広げられたとのこと。
どうやって行く?
より大きな地図で 垂仁天皇陵 を表示
近鉄尼ヶ辻駅から徒歩4分
垂仁天皇陵データ
正式名称 | 菅原伏見東陵(宝来山古墳) |
拝観料 | 無料 |
拝観時間 | 1日中 |