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遺構展示館

発掘された平城宮の建物跡をそのまま展示している施設。展示内容は地味なほうですが、考古学者のように想像力を働かせて見学したいスポットです。

どんなところ?

外見は控えめでも内容はビッグスケール

遺構展示館は、平城宮跡の北東側、大極殿の東のほうにあります。「平城宮跡」バス停のすぐ近く。背の低い建物で、入口も控えめなので気づきにくいです。3つの建物があって意外と広く、井戸の跡や建物跡が見られて、外見からは想像できないほどスケールの大きな施設です。

見かた・楽しみかたは?

貴重な「ありのままの姿」を見て想像をふくらませる

遺構展示館最大のポイントは、「発掘された状態をそのまま見せている」というところ。他の施設にはないスタイルです。ふつう、発掘して調査したあとは埋め戻しますが、建物で囲って風化しないようにして、なかなか見られない「発掘したままの姿」をいつでも見られようになっています。

入ってすぐの「北棟」には、ふつうの博物館のように模型の展示などもありますが、その先へ進んでいくと、巨大な空間で「遺構」を見られます。建物は新しくてきれいですが、遺構自体は「土むき出し」という感じで、巨大なこともあってものものしい感じを受けます。

説明は最小限にして、とにかく「ありのままを見せる」という感じ。復元された模型や建物は、すべて「遺構」を調べた結果をもとに作られているわけです。「ここにどういう建物が立っていたんだろう」と想像をふくらませるのが、遺構展示館の楽しみ方。

歴史は?

昭和40年代建設・平成22年リニューアル

昭和40年から44年にかけて、「遺構覆屋」として建設。その後、平成22年に平城遷都1,300年祭にあわせてリニューアルオープンしました。

どうやって行く?


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近鉄奈良駅からバスで15分・JR奈良駅からバスで20分
「平城宮跡」下車すぐ

近鉄大和西大寺駅から徒歩25分

遺構展示館データ

入館料 無料
開館時間 9:00~16:30(入場は16:00まで)
休館日 月曜日(祝日なら翌日)・年末年始

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