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興福院(こんぶいん)

ひっそりと落ち着いた、美しい境内が魅力の尼寺。奈良時代にできた阿弥陀三尊や、きれいに手入れされたツバキやサツキも見どころ。

どんなところ?

奈良の町はずれにある、清らかな境内のお寺

興福院は、奈良の北の町はずれ、佐保山(さほやま)をバックに建つきれいなお寺。拝観には電話予約が必要ですが、それだけに来る人も少なくて、いつもきれいに整備された清らかな境内で、落ち着いたすがすがしい時間を過ごせます。

見かた・楽しみかたは?

花の名所でもある境内の美しさ

まずは境内の美しさ。入口の大門を入ったところに広がる境内は、いつもきれいに掃き清められていて、生垣もきれいに刈りこまれています。さすがは尼寺といったところ。この生垣はサツキで、花の季節には見事な景色を楽しめる名所になります。ツバキの名所でもあるほか、紅葉の時期も見事。

生垣に沿って、中門をくぐって進むと、山をバックにひっそりと本堂が建っています。中では、本尊の阿弥陀三尊を見られます。奈良時代にできたもので重要文化財。何度か補修されているようで、奈良時代にできたとは思えないほどきれいな仏像です。

歴史は?

創建は諸説あり

奈良時代に和気清麻呂が建てたとか、藤原百川が建てたとかいろいろ説があって、よく分かっていません。

もともとは、近鉄の尼ヶ辻駅があるあたりにあったのが、江戸時代初期に今の場所に移りました。本堂・大門と重要文化財の客殿は、移動する前に建てられて移築されたもの。

どうやって行く?


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近鉄奈良駅から徒歩20分
JR奈良駅から徒歩25分

近鉄奈良駅からバスで6分・JR奈良駅からバスで9分
「佐保小学校」下車徒歩5分

興福院データ

正式名称 法連山興福院
宗派 浄土宗
拝観料 大人・大学生:300円
拝観時間 午前9時~午前11時
※要電話予約

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