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崇神(すじん)天皇陵
景行(けいこう)天皇陵

山の辺の道を歩いていくと、間近で見られる大きな前方後円墳。すぐ脇を回り込むようにしてじっくり見らるほか、陪塚もあって、古墳時代に思いをはせられるスポットです。

どんなところ?

山の辺の道を歩きながら見られる、立派な堀のある古墳

崇神天皇陵は、山の辺の道のほぼ中間にある長岳寺からすぐ。門前の集落を抜けると、立派な堀とこんもりと茂った「山」が見えてきます。山の辺の道は「後円部」をぐるっと回って通る感じ。その先の川を渡って集落を抜けると景行天皇陵。こちらも堀があって、「後円部」を回って眺められます。

山の辺の道を歩くと、どちらも「後ろ側」を通る感じなので、きちんとお参りするなら西側のバス通りから。

見かた・楽しみかたは?

ハイキングがてら、2古墳を効率よくじっくり観察

崇神天皇陵・景行天皇陵は、かなりの規模の古墳を、山の辺の道をハイキングしながらじっくり見られるのが魅力。どちらも、後円部のわきから近づいて、後円部に沿って歩けます。

「カギ穴型」は分かりにくいですが、堀はしっかりしているし、うっそうと木が茂る古墳本体は迫力あります。古墳を見るなら、ふつうは1つ1つ行くしかないところですが、ハイキングがてら効率よく回れるのがここの魅力です。

どちらも「陪塚(ばいちょう)」が見られるのも興味深いところ。大きな古墳のまわりにある小古墳のことで、家来や副葬品が収められていると考えられています。崇神天皇陵のとなりには、櫛山古墳というかなり本格的な古墳があって、説明版もあります。景行天皇陵も、道の反対側に陪塚があって、こちらは「畑の中のちょっとした塚」といった風情。

歴史は?

4世紀にできた古墳時代前期の古墳

どちらも古墳時代前期の古墳で、崇神天皇陵は4世紀前半、景行天皇陵は4世紀後半にできたと言われています。

江戸時代までは、崇神天皇陵と景行天皇陵は逆だとされていたのが、幕末に「変更」されたとか。

どうやって行く?


より大きな地図で 崇神天皇陵・景行天皇陵 を表示

柳本駅から崇神天皇陵まで徒歩10分
巻向駅から景行天皇陵まで徒歩15分

石上神宮から山の辺の道を歩いて
崇神天皇陵まで2時間
景行天皇陵まで2時間15分

崇神天皇陵・景行天皇陵データ

正式名称 崇神天皇陵:山辺道勾岡上陵(行燈山古墳)
景行天皇陵:山邊道上陵(渋谷向山古墳)
拝観料 無料
拝観時間 1日中

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