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西行庵

静かな環境で、桜や紅葉をはじめ吉野の自然を満喫できるスポット。自然の深さと庵のたたずまいに、西行の気持ちを追体験できます。

どんなところ?

本格的な山道の先にある「吉野最奥の見どころ」

西行庵は、奥千本エリアの金峯神社のさらに奥にある、吉野最奥の見どころ。金峯神社から、深い林に囲まれた石畳や土の本格的な山道を進むと、開けた平らなスペースに出て、ささやかな庵が建っています。屋根つきの休憩所もあって、ハイキングのランチスポットにも絶好。

見かた・楽しみかたは?

桜や紅葉など自然を満喫して、西行に思いをはせる

西行庵の周辺は、奥千本の花見の中心といえるエリア。休憩所前の斜面を中心に、上千本までの桜が終わったころ見ごろを迎えます。紅葉の名所でもあるほか、四季折々に深い自然を満喫できます。他のエリアより静かな環境で桜や紅葉を見られるのもメリット。

西行が3年間住んでいたという西行庵自体は、800年以上前の建物が残っているわけもなく、最近建てなおされたものでしょう。休憩所より小さな和風の建物には、西行の像がまつられています。見どころとしてはささやかですが、自然環境にとけこんだ感じなど、西行の心境に思いをはせるにはいいところ。

少し離れたところに、西行や芭蕉の作品に詠まれた「苔清水」があります。谷間の岩を伝って、きれいな冷たい水が湧いている水場です。季節によってほとんど水がないときもありますが、特に暑い日はありがたいスポット。西行や芭蕉の作品に興味がある人にもおすすめです。

歴史は?

平安時代、西行が3年間住んだと伝わる

平安時代末期に若くして武士の身分を捨てて出家し、全国を放浪した歌人・西行が、ここに3年間住んでいたと言われています。ただ、いつごろ住んでいたかや、本当にこの場所だったかなど、詳しいことは分かっていません。

西行を尊敬した芭蕉もここを訪れたようで、苔清水の句を残しています。また、江戸時代に「今西行」と言われた似雲(じうん)という人がここに住んでいた、という説もあるようです。

どうやって行く?


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近鉄吉野駅徒歩3分の千本口駅からロープウェイで3分
吉野山駅下車バスで20分
「奥千本口」下車徒歩25分
(春の期間バスは竹林院前より奥のみ)

吉野山駅から徒歩2時間

西行庵データ

拝観料 無料
拝観時間 1日中

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