甘樫丘
(あまかしのおか)
飛鳥をはじめ大和盆地が一望できるビュースポット。万葉集に詠まれるなど歴史の舞台になったところで、展望を楽しみながら古代に思いをはせられます。
どんなところ?
飛鳥のまん中に盛り上がった丘
甘樫丘は、飛鳥エリアのまん中にこんもりと盛り上がった小高い丘。飛鳥のあちこちから見えて、大和三山と並んでシンボル的存在になっています。一帯は「国営飛鳥歴史公園・甘樫丘地区」として整備されていて、遊歩道や展望台があって絶好の散策コースといった感じ。
見かた・楽しみかたは?
頂上からの「古代史の舞台」の眺めや散策を楽しむ
甘樫丘最大の魅力は、頂上にある展望台からの眺め。眼下に広がる飛鳥の里から大和盆地、その中に盛り上がる大和三山、まわりを囲む二上山、金剛山などが一望できます。はるか1,400年前の人たちが眺めた景色を楽しんで、古代史に思いをはせたいところ。桜の時期にはちょっとした名所にもなります。
一帯は国営の公園として整備されていて、トイレや休憩所など施設が充実。ふもとから展望台に上がったり、「稜線」伝いに歩く遊歩道が何本もあって、都合に合わせていろいろなルート取りができます。道の途中には、万葉集などに出てくる植物が植えてあって、クイズもあって覚えながら歩けるのも魅力。
甘樫丘もまた古代史の舞台になったところ。ふもとには、大化の改新まで勢力をふるっていた蘇我氏の屋敷があったといわれているほか、昔あったお寺の礎石が残るスポットなどもあって、史跡を訪ねながら歩けるのもまた魅力です。
歴史は?
日本書紀や万葉集にも出てくる古代史の舞台
日本書紀にも出てくるところで、5世紀ごろ、クガタチという神事が行われたとか。大化の改新前には、ふもとに蘇我蝦夷・入鹿親子の大邸宅があったとも言われています。万葉集にもうたわれたりして、古代から人々の憩いの場だったようです。
どうやって行く?
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近鉄橿原神宮前駅からバスで9分
「甘樫丘」下車 登り口まですぐ
近鉄橿原神宮前駅から登り口まで徒歩30分
登り口から展望台まで徒歩10分